仕事がつらいとき、
多くの人はこう考えます。
「自分の能力が足りないんじゃないか」
「もっと頑張らないといけないんじゃないか」
私も、ずっとそう思っていました。
でも転職を重ねて、はっきり分かったことがあります。
仕事がつらい原因は、自分ではなく「環境」だったということです。
ブラック環境にいると、判断基準が壊れる
私が最初に入った会社は、いわゆるブラック企業でした。
パワハラは当たり前。
長時間労働も当たり前。
コンプライアンスという言葉は、存在しないに等しい。
でも不思議なことに、
当時の私は「おかしい」とは思えていませんでした。いえ、おかしいと思っても疑問を表に出せませんでした。
周りも同じ環境にいて、
同じように耐えていて、
同じように疲れている。
その中にいると、
異常が日常になります。
つらいのは「自分が弱いから」
うまくいかないのは「努力が足りないから」
そうやって、原因を全部自分に向けていました。
「逃げたら負け」という空気の正体
ブラックな環境ほど、
なぜか「根性論」が強くなります。
ここで辞めたら負け みんな我慢している 甘えるな
こうした言葉が、無言の圧力として漂っています。
でも今なら分かります。
それは「根性」ではなく、
人が辞めると困る側の論理でした。
環境の問題を、
個人の精神論にすり替えているだけです。
転職して初めて見えた「比較の罠」
その後、私は大手企業に転職しました。
すると最初は、
「ここはホワイトだ」と感じました。
労働時間は管理されている。
一応、コンプライアンスもある。
怒鳴られることもない。
でも、しばらくすると違和感が出てきます。
人間関係は悪い。
空気は重い。
常にストレスがある。
ここで気づいたのが、
比較で見ていたということです。
ブラックを基準にすると、
グレーはホワイトに見えます。
でもそれは、
本当に「白」だったわけではありません。
環境が変わると、人は回復する
決定的に変わったのは、
社内で部署異動をしたときでした。
仕事内容そのものより、
人間関係がまったく違いました。
話が通じる 。
無意味な圧がない 。
無理を前提にしていない。
古い体制ではあるけれど
精神的には圧倒的に楽でした。
ここで初めて、
自分がどれだけ消耗していたかに気づきました。
余裕ができて、初めて「考えられる」
環境が変わると
時間と気力に余裕が生まれます。
すると初めて
副業を考える 将来を考える 学び直す
といったことができるようになりました。
これは根性の話ではありません。
順番の話です。
余裕がない状態で
前向きなことは考えられません。
結論(読者へのメッセージ)
もし今、
仕事がつらい 毎日が消耗戦 自分を責めている
そんな状態なら
一度こう考えてみてください。
問題は、自分ではなく環境かもしれない。
転職や異動は、
逃げではありません。
人生を壊さないための
配置換えです。
このブログでは、
そんな視点で仕事や人生を考えていきます。
